大和デパート横のドラえもんの像 |
83号 2006.11月発行 |
―――――――ドラえもんの町高岡―――――――
人気漫画「ドラえもん」の作者、藤子.F.不二雄氏(本名藤本弘)は高岡市出身です。 ドラえもんは未来からやってきたネコ型ロボットです。居候先ののび太少年と一緒に成長していく物語は子供はもちろん、大人も惹きつけられます。 ドラえもんがポケットから出すひみつ道具は魅力的で夢が広がる話です。けれど、使い方を誤ったり、度をこして思わぬ結果を招くことになったりして、なかなか奥の深い物語になっています。 |
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おとぎの森公園のドラえもんのキャラクター像 ドラえもんのキャラクター像を高岡に設置し、氏への敬意を表すとともに、ドラえもんに会えるまち高岡として、子供たちに「夢のある未来」へのメッセージがこめられています。高岡商工会議所が創立110周年を記念して今年10月に設置しました。 |
藤子.F.不二雄氏(本名藤本弘)は藤子不二雄A氏(安孫子素雄)とコンビを組み、共同ペンネーム藤子不二雄で漫画を発表し、次々と人気作品を生み出しました。。 昭和29年に上京するまで二人は高岡に住んでいました。小学生のとき安孫子氏が氷見から藤本氏の住んでいるところに引っ越してきました。同じ小学校、中学校、高校は隣同士で、学校の行き帰りはいつも一緒でした。よく遊んだ近所の空き地は、「オバQ」「ドラえもん」に出てくる空き地の原点だそうです。 |
通学の道すがら散策した古城公園 | 芝生に腰を降ろし、熱っぽく漫画への夢を語り合った古城公園内のふたつ山 | 二人が通った小学校 | 小学校の付近。 |
絵筆塔(古城公園の動物園内) 平成元年7月 漫画家154名の「かっぱ絵」を集めて、高岡銅器協同組合がレリーフとしてブロンズのモニュメントにしたものです。 子供たちに夢と希望を、大人には心の安らぎをあたえることができればと念願して作られました。
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どこでもドア ドラえもんが不思議なポケットから出してくれるひみつ道具の中でも「どこでもドア」は人気が高いと思います。ドアを開けたらそこは目的地というのは魅力的な話です。たとえば遊園地だったら子供が喜びます。親にとってもラッシュに巻き込まれることなく、満員電車に揺られることなく、乗り換えの必要もないのですからうれしいことです。なんといっても交通費ゼロというのは助かります。きっと子供たちは大人が考えつかないような、もっと夢のある使い方をするだろうと思います。
もし、目の前に本当に「どこでもドア」があったら子供はすぐに開けるでしょうけど、大人は躊躇するのではないでしょうか。開けたところが外国で話が通じなかったらどうしようとか、すごい吹雪の中で風邪でもひいたらどうしようとか、変なことを考えてドアを開けるのをためらうと思います。先日ラジオからおもしろいCMが流れてきました。「昔々おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行くためにまずドアを開けました。」
そうなんです、殻に閉じこもっているだけでは事は何もおこりません。ドアを開けて事を起こさないと物語は始まりません。子供達が成人して孫もでき、完全に子育てが終了した私、ここから第二の人生が始まります。ドアを開けてみようと思います。
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