さまのこ(格子戸)と鋳物の照明:出展株\作

65号 2005.5月発行

――――――さまのこフェスタ@n金屋町’05―――――

金屋町は、加賀二代藩主前田利長によって鋳物の町として開かれて以来400年近い歴史を経てきた。この町に触れてもらおうと開催されたイベントが「さまのこフェスタ」です。
さまのこ(格子戸)、石畳通り、展示された鋳物品から歴史と伝統を感じてください。
仏具のおリンに音階を持たせた楽器
心地よい余韻が特徴です


お斎膳:神妙寺600円:町の有志手作り

「胡弓と落語、癒しのライブ」
     4月30日午後7:00 宗泉寺
     胡弓:若林美智子、落語:三遊亭遊馬
「おりんコンサート」
     5月1日午後2:00 宗泉寺
     高岡西高校合唱部
「弥栄節踊り」
     4月30日・5月1日 11:00と13:30
     保存会のメンバーによるお囃子と踊り
「弥栄節」・・・6月20日御印祭の前夜祭で披露する踊り。御印祭とは町の開祖である前田利長への報恩と鋳物産業の繁栄を祈願するお祭り。


たたらを踏む職人

ストリートミュージシャン:たかお缶のライブ
高岡の町を元気付けようと、駅前周辺で活動している若者達です




受賞旅行・第三話

 私たちは前のほうのテーブルに陣取って、実行委員長の乾杯の合図で懇親の会が始まった。焼きそばや、から揚げなどを皿にとり食べていると、さっそく金森さんが作ってきた名刺を司会者に渡していたので、続いて私も自作の名刺を渡した。名刺交換は初めての経験で、なかなかこちらから声をかけることができずに、おろおろしていた。それでも小、中学生たちや付き添いの先生方、実行委員の方、関係役員の方などと、名刺を交換することができた。私達4人の名刺は、表に「ねっとこ金屋」のトップページを印刷して、裏で各自のホームページを紹介している。各自思い思いのデザインをプリントして楽しい名刺になった。私は、大好きな風景「金屋の町並みの夕暮れ」をイメージして、パソコンのペイント機能で描いたものを貼り付けた。
 受賞された主婦の方々ともお話できた。皆さんと話していると、住んでいる地域に対する熱い思いが伝わってきた。いい刺激を受けて貴重な体験をさせてもらえた。ひとつ気になったのが、実行委員長の話だ。「今年は、
中高生の応募が減った。昨今のインターネットの悪い面が引き起こしている問題のせいかと思われる。インターネットを悪いものと禁止してしまうのでなく、良い利用法をもっと広めていくべきだと思う。危険な自動車も上手に使うことで便利なものとなっている。このコンクールの意義をもう一度かみしめて、この精神が広く浸透していくことを願う。」というような内容だった。機械の冷たさに負けてはいけない。人はこんなに暖かいのだから。暖かさがキーワードだなと一人で納得して、デザートのケーキを頬張った。・・・・次号へつづく