「ねっとこ金屋」のトップページに登場している銅像 |
62号 2005.3月発行 |
――――――祝・受賞・「ねっとこ金屋」――――――
第11回マイタウンマップコンクールで、
金屋の有志で運営しているホームページ「ねっとこ金屋」が、
特別協賛のアート引越センター賞を受賞
私個人のホームページ「金屋なでしこ」が
実行委員会推奨作品に認定されました
アート引越センター賞審査講評 地域産業の衰退が進む中、地域を支えてきた産業であり伝統工芸でもある鋳物について、動画や職人分布図等で分かりやすく楽しく配信されていて、随所に地域に住む人々の結びつきや誇りを感じました。特に鋳物方言集などは産業が文化として地域に根付いていることが良く分かる大変興味深い物でした。今後も地域産業を守ると同時に、そのネットワークを活かして町や鋳物の伝統の顔、新しい顔を配信し続けていただきたいと思います。 |
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「ねっとこ金屋」ネットコミュニティ金屋の略
四百年の歴史っとたたずまいを今に伝える高岡銅器のふるさと金屋町。時を越えて伝えたい語らいのネットコミュニティ。
単なる観光案内だけでなく、日々動いている金屋町を伝えて、生きていることを共感し合いたいという思いで発信している。
金森仁志さんを中心に、新保さん、鷲北さん、私の4人で手分けして、取材、編集している。年配の方を訪ねて、昔の話を聞きにいったときは、おもしろい話がいろいろ出てきて楽しかった。
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メーリングリストは便利です。
1998年高岡短期大学の金屋町プロジェクトの中で、金屋町メーリングリストがスタートしました。全員に都合の良い日を聞いてから会合の日を決めることができるし、その会合までにしなければならない準備、確認など、事前に済ませられて、会合がスムーズに進みます。また、集まらなくても用が足せることがありました。楽しい人たちのやりとりを見ているだけでも面白いし、まさにインターネットは平成の井戸端会議です。 |
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町つくり
町つくりの基本は、町のみんなが町を好きになることだと思います。そのために、みんなで話し合い、協力し合い、楽しい町になるように努力しなければと思います。
ホームページを運営する場を提供してくれている高岡市には感謝しています。ここを基盤にして、楽しい町が市のあちこちに誕生して、市全体が幸せな町の集合体になればいいと願っています。
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名刺作り 東京お台場の日本科学未来館での表彰式に、4人そろって参加します。そのとき、他の出席者のみなさんと名刺を交換するそうです。そこで名刺を作りました。表は「ねっとこ金屋」のトップページを印刷、裏は各自のホームページをオリジナルデザインで紹介することにしました。私は大好きな金屋の町並みの夕暮れをイメージしてペイント機能で描いて、貼り付けました。 |
「ねっとこ金屋」に思う 金屋町は前田利長が鋳物師を呼び寄せ住まわせてから、4百年経とうとしています。その間、幾多の苦難を人々の知恵と努力で乗り越えてきました。町工場があちこちにあって活気ある金屋町も今は、工場や店舗、事務所を郊外に構えている家が多く、町は静かな住宅地となっています。けれど、住んでいる人々の心の中は今も熱いものがあります。「さまのこフェスタ」や「御印祭」を町をあげて行っています。お嫁にこられた方々もバイタリティーあふれたご婦人になられます。そんな人々の暮らしぶりを発信して、多くの人々と生きることを共感しあいたいという思いで、仲間たちとホームページをたちあげました。そしてもっと欲張るなら、鋳物産業の振興にも役に立てたらと、思っています。 |