61号 2005.1月発行
メタパッド(銅製マウスパッド)
製作販売:金森銅器加工所


―――「金屋なでしこ」誕生秘話:
「たたら」発行5周年記念―――

1998年の高岡短期大学放送公開講座(1988年から実施)テーマが
「インターネットとその活用法、仕事の楽しみ方」
わが町金屋がモデルケースとなり、金屋プロジェクトが立ち上がった。
そして、金屋町メーリングリスト、
金屋町のホームページ、個人の私的なホームページが数個、
形あるものとしては上部写真の銅製のマウスパッドが産まれた。

1998年
7月◎高岡短大から借りて、初めてパソコンに触れる。初メール発信
エッセイ「わが町金屋を語る」を金屋町メーリングリストに発信

9月◎放送講座用のテレビ取材をうける

10月◎講座の第6回放送で、金屋町の取り組みを紹介。初めてのテレビ出演

12月◎パソコンを購入

2000年
1月◎ホームページ作りの参考になればと思い、市主催のセミナー「ミニコミ紙を作ろう」に参加してA4紙の「たたら」を発行

9月◎高岡短期大学で開催された「フォーラム」にパネラーとして夫婦で参加

講座のテキスト

たたら 1号
金屋プロジェクト
伝統工芸の町高岡金屋にパソコンを持ち込み、住民に町を紹介するホームページをつくってもらう。このようにインターネットを利用することで金屋町の内外の人々の交流を活発にし、地域活性化を支援する。

放送公開講座
9回のテレビ放送による講座と3回のスクーリング。
受講生は講座開始と同時に割り当てられる電子メールアドレスを使って交信できる。

2000年国際経済フォーラム
―高岡ワークショップ

「人を繋ぎ、都市を編む―21世紀の高岡をリ・デザインする―」
弥栄節保存会の活動が地域コミュニティの形成に役立っていることと、金屋町メーリングリストにより新しい形のコミュニケーションが始まったことを紹介した。


2001年
5月◎ホームページ開設準備
8月◎HP「金屋なでしこ」開設
A4紙で発行していたミニコミ紙「たたら」1号から6号までをホームページ用に編集し直し、紹介
9月◎7号から12号を紹介
11月◎13号から18号を紹介
12月◎19号から24号を紹介
A4紙の「たたら」を廃刊

2002年
1月◎「たたら」25号からは、ホームページのみで紹介
調査、取材、編集の日々

2003年
3月◎マイタウンマップコンクールで、金森仁志さん作の弥栄節保存会のホームページがチュニジア共和国賞受賞

7月◎私がホームページで「たたら」を発行していることを紹介した記事が北日本新聞に載る

9月◎金屋町のホームページ
「ねっとこ金屋」開設
金森仁志さんを中心にして、鷲北さん、新保さん、私が参加

2005年
1月◎「たたら」5周年記念号発行
3月◎マイタウンマップコンクールで「ねっとこ金屋」アート引越センター賞、「金屋なでしこ」実行委員推奨作品に認定された。3月30日追加

HP:金屋なでしこ
A4紙とHPのたたら

HP:ねっとこ金屋

取材中
HP「金屋なでしこ」開設
昔を活かして、今を生きる金屋を紹介。やまとなでしこならぬ、金屋の理想女性、金屋なでしこをめざして命名した。金森仁志さんはじめ、多くの人にお世話になった。著作権や肖像権などにも気を配った。
次に取り上げる題材を考えるのも楽しいし、色々調べていくのもおもしろい。積極的に様々のイベントに参加して、より地元を知ることができたのもよかった。

マイタウンマップコンクール
自分達の街や村の暮らしぶり、地域の特性、特色や魅力を表現したHPのコンクール

北日本新聞「ふるさと風土記」
―金屋町編―
町の文化と歴史を将来に伝え、魅力を広めようと活動を繰り広げている人々を紹介したシリーズ。

ねっとこ金屋
単なる観光案内ではなく、日々動いている金屋町を伝えて、生きていることを共感し合いたいという思いで発信している。
手分けして取材、編集して作成した。みんなで町の長老に話を聞きに行ったのが楽しかった。

マイ・ホームページ

 7年近く前の、高岡短期大学による金屋プロジェクトがなかったら、マイ・ホームページ「金屋なでしこ」は存在していないし、私はパソコンに触ることもできず、時代に取り残されていたでしょう。マウスが思うように動いてくれなくて、もどかしい思いをしたのがなつかしい。当時、金屋町メーリングリスト上のメンバーのやりとりが面白くて、毎日パソコンを開いていました。そのうち私自身も何か発信したくなって、金屋の昔を紹介する「わが町金屋を語る」のシリーズを始めたのでした。これがミニコミ誌「たたら」の原点です。
その後、それを紹介する形で、ホームページを開設しました。自称、半人前金屋なでしこが、「昔を活かして、今を生きる金屋」を紹介しています。
 この間、色々なことを経験しました。はじめてのテレビ出演では、映った姿に目をつむりましたが、エッセイ「わが町を語る」が美しい映像をバックに朗読されると、感動しました。また、高岡短期大学で行われたフォーラムに参加したことも貴重な体験でした。
 「たたら」発行5周年、毎月発行しなければならないという圧迫感もありますが、常にアンテナを張り巡らせた毎日が充実していて楽しい思いをしています。ホームページを作るにあたって、様々な方々にお世話になりました。みなさんありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。