No.005



御車山祭り

5月1日、見事な五月晴れの空の下、高岡市の真中で、豪華絢爛な山車が七基勢ぞろいしました。


御車山祭りは天正16年(1588)太閤豊臣秀吉が、御陽成天皇を聚楽第に迎える時に使用した御車を、加賀藩初代藩主前田利家が秀吉より拝領し、二代藩主前田利長に譲り、利長が新しく開いた高岡城下の町民に与えたのが始まりと伝えられています。与えられた車は1基でしたが、町民の心意気と財力で七基の御車が町々を巡行する祭りとなりました。それぞれの山車は、高岡の金工、漆工、染色などの優れた工芸技術の装飾が車輪や高欄、長押等に施された華やかなものです。


今年は1日がちょうど土曜日で仕事が休みだったので、引き始めの儀式から見ることができました。
娘夫婦、娘の御主人のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんを石川県から、息子のお嫁さんのお父さん、お母さんを福井県からお招きし、お祭りを楽しんでもらいました。お昼を少し過ぎてから我が家で、祭りの宴を楽しみました。


子供のころは、各町内に春祭りがあって親戚の人をお招きしたり、招かれたりしていました。神社の境内には屋台が軒を連ね、心躍る季節でした。
平日に仕事を休むわけにはいかないことや、親戚が全国に散らばったことなどが原因なのでしょうか。このごろは祭りの接待をしている家はあまりありません。我が家も来年は皆が集まれないと思います。
2010.5月


参考:ミニコミ紙「たたら」のページで、関連記事が載っている号を紹介

たたら41号113号 御車山祭を紹介
たたら33号 利長公の菩提寺「瑞龍寺」