30号 | 御印祭裏方日記H14 発行 2002.6月 |
今年も御印祭(前田利長公への報恩と感謝のお祭り※参考「トップページの金屋町紹介をクリック」)の季節が来ました。今年はわが金屋東町と金屋中町と金屋西町が当番町になっているので忙しいお祭りでした。 |
祭当日まで | ||||
太鼓の練習 | 女踊り練習 | 男踊り練習 | ||
◎練習の後のごほうび(アイスかジュース)の手配、手渡しは婦人会の担当です。 ◎祭典、会計、総務、庶務、踊りの段取り、警備、広報、接待、宣伝などの担当を決めて、念入りな打ち合わせを何度も行ないます。 ◎ぼんぼりが通りに飾られると、お祭り気分が高まります。 |
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6月19日 | ||||
有礒正八幡宮からお迎えした神様 | 御印祭の話をする長老 | プラカードは高岡西高校生 | ||
◎金屋町公民館に、有礒正八幡宮から金毘羅神、石凝姥神、日本武尊、前田利長命をお迎えしてまつります。 ◎「前田利長公の死後、利長公に招かれた鋳物師たちが多くの手厚い保護に感謝して、命日にお参りし、鋳物の繁栄を誓い、恩に報いたのが始まりです。」と、高岡短大生に御印祭の話をする新保さんです。 ◎プラカードは高岡西高校の生徒さんとボーイスカウトの皆さんが持ってくださいました。交通整理は町内の皆さんです。ご苦労様。 ◎九百数十名の踊り手さんが石畳、公園内を踊り、見物客で賑わいました。 |
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6月20日 | ||||
式典 | 接待係りの婦人部 | お帰りになる神様 | ||
◎神様がいらっしゃるので、前夜は数名の男の人が公民館に泊まりました。 ◎午前11:00に式典が行なわれます。婦人部は接待におおわらわです。 ◎午後4:00に子供達が町内を踊ります。 ◎午後8:00、還御の儀(お帰りになる儀式)が終わると祭は終了です。その後、ご苦労さん会で盛り上がります。 |
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金屋町は旧町名の金屋上町、金屋中町、金屋西町、金屋東町、金屋古町、宮川町が一つの町になっています。この6町と金屋本町を合わせた七ヶ町で3つの組を編成し、当番町として祭りを運営します。皆で協力しあって行事を成し遂げるのは大変ですが、町を好きになれるし、和気藹々と楽しい事もあります。踊り手も金屋以外からの参加が増えて毎年賑やかになっていきます。ただ毎年住民が少なくなり、お世話や、運営が苦しくなってきていること、町外の人の参加が増えているのでその対応など、昔のままのやり方では難しくなっているように感じます。今、考えてみるべき時期がきているように思います。この祭をいつまでも続けていくために。 |
なでしこの部屋
地球にやさしいおばあちゃん カタカタカタ、おばあちゃんが軽快にミシンを踏んでいます。明治生まれのおばあちゃんがお嫁にきたときに持ってきたミシンは、博物館にあってもおかしくないものです。それが今も動いて、90歳を越えたおばあちゃんの大切な相棒です。 おばあちゃんはどんな物も大事に使います。また工夫とひらめきで使いまわしやリフォームも上手です。古くなったワイシャツを捨てるときは、ボタンを取っておきます。知らないうちに無くしてしまった時に役立ちます。ネルの着物を壊してコタツの下掛けを作りました。着物は解くと長方形の布ですから、好きなように縫い直せるのです。あのミシンの音は、古いバスタオルがバスマットに縫いあがっていく音でした。 また無駄も嫌います。うっかりこぼしたお茶をティッシュペーパーで拭こうとすると、「布巾持っておいで、紙がもったいない。布巾ならまた洗って使える。」と言われました。なるほどと思い台所へ行ったものです。おばあちゃんは、最近巷で言われている「地球にやさしい生き方」を実践している良いお手本です。 |