9号 発行 2000.9月

−「ヤッホーの会」についてお話しましょう−

「ヤッホーの会」って何?
ヤッホーの会は金屋町の弥栄節保存会から生まれました。弥栄節は、開祖利長の遺徳を偲んで6月20日に行われる御印祭の前夜祭に披露する踊りです。これは、長時間ふいごを踏み続けるという過酷な労働のさいに、皆の調子を合わせ元気を出すために歌われた歌に振り付けされたものです。弥栄節保存会は金屋町人全員が会員となって、先人の流した汗を思い、その心を後世に伝えようと努力しています。昨年その中の有志が集まって、弥栄節の普及を目的とした会を作りました。それが「ヤッホーの会」なのです。


名前の由来は
弥栄節保存会の「弥」と「保」をとり、楽しい響きをつけ、さあやろうという気持ちを込めて、命名しました。


どんなことをしているの?
週一回公民館に集まって、踊りの指導者を目指して練習に励んでいます。要望があれば出向いて踊りの指導をしますし、各種イベントにも積極的に参加して踊りを披露します。最近では囃子方も経験しようと、唄、太鼓、三味線の練習も始めました。少しづづひけるようになると嬉しくなります。わきあいあいと楽しい活動をしています。

9月23日、24日 金屋公民館まつり
 毎年、西部公民館まつりといっしょに行なっています。
 金屋町の人々の手芸品、書、絵や、所有の鋳物製品などの芸術品が展示されます。子供たちの作品をみていると、ほのぼのします。当日はお茶席もあります。手ごろな値段で本格的なお茶が楽しめると、評判は上々です。金屋町にはお茶心を持った人が多いからできるのだろうと思います。


なでしこの部屋

 祭

 実りの秋、自然の恵みに感謝して、あちこちで祭りが行われます。シシ舞の太鼓の音を聞いたらじっとしていられません。私だけでなく祭り好きな人は多いようです。各地の有名なお祭りに出かける人が大勢いますし、神事をともなわないのに祭りと名づけたイベントもたくさんあります。札幌の雪まつりや、高岡のなべ祭りなどです。現代人は、大昔の人から見れば毎日がお祭りのような日々を送っています。それでも祭りという言葉の響きに心を躍らせるのはなぜでしょう。人間の喜怒哀楽は、時代が変わっても根本は同じなのかも知れません。
 近年自分の町や村に祭りがないという人が多くなっています。新しく出来た町だとか、過疎のために継承できないとかの事情です。こんな場合、参加型の祭りは、誰もが楽しめて良いと思います。祭りの形が変化しても無くなる事は無いと思います。人間が心を有する生き物であるかぎり……