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里の四季


現在の風景  2月9日




2月15日は涅槃の日

里の家では、
この時期になると沢山の
”まいだま”を作って、
宗派の違う村の家や、親戚に配っていました。

お寺さんでも、
「まいだままき」があり、小さな頃は
おばあちゃんに連れられてよく行きました。
1つでも多く拾おうと大人も子供も
はしゃいでいたのを覚えています。


幼稚園に通う孫(甥っ子)のためにと
昨年からまた作り始めた母

たまたま立ち寄った私も
久しぶりに手伝ってみました。
うるち米の粉に食紅で色付けし
熱いお湯でねり、お団子を作ります。

子供の頃は、お手伝いしてました。
お遊び感覚で・・・?

両手のひらで1つ丸めるのも大変なのに
ばあちゃんや母ちゃんは2個いっぺんに
コロコロのお団子を仕上げているので
二人の手はどうなってるんだろうと
思ったものでした。
今年は一升の米の粉だけで
「これだけにしとくわ」と母。

昔は
沢山作っていたので、途中で飽きてしまい
三角やら四角やら人形型やら作りはじめ
出来上がったら自分が食べるんだと言って
弟達と遊んでいたものです。
竈(かまど)に蒸篭を重ねて蒸します。

昔、にか(もみ殻)竈(かまど)だったのですが、
今は、年に何回か、おこわを蒸したり
餅つきの時にこの竈を使っているそうです。
蒸しあがったら蒸篭からあけて広げ
うちわで扇ぎます。
急激に冷ますと艶よく仕上がるというので
一生懸命に扇ぎます。

腕が痛くなるほど真剣にあおっていた頃が
懐かしくなりました。