里の四季
2月15日は涅槃の日 里の家では、 この時期になると沢山の”まいだま”を作って、 宗派の違う村の家や、親戚に配っていました。 お寺さんでも、 「まいだままき」があり、小さな頃は おばあちゃんに連れられてよく行きました。 1つでも多く拾おうと大人も子供も はしゃいでいたのを覚えています。 |
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幼稚園に通う孫(甥っ子)のためにと 昨年からまた作り始めた母 たまたま立ち寄った私も 久しぶりに手伝ってみました。 |
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うるち米の粉に食紅で色付けし 熱いお湯でねり、お団子を作ります。 子供の頃は、お手伝いしてました。 お遊び感覚で・・・? 両手のひらで1つ丸めるのも大変なのに ばあちゃんや母ちゃんは2個いっぺんに コロコロのお団子を仕上げているので 二人の手はどうなってるんだろうと 思ったものでした。 |
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今年は一升の米の粉だけで 「これだけにしとくわ」と母。 昔は 沢山作っていたので、途中で飽きてしまい 三角やら四角やら人形型やら作りはじめ 出来上がったら自分が食べるんだと言って 弟達と遊んでいたものです。 |
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竈(かまど)に蒸篭を重ねて蒸します。 昔、にか(もみ殻)竈(かまど)だったのですが、 今は、年に何回か、おこわを蒸したり 餅つきの時にこの竈を使っているそうです。 |
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蒸しあがったら蒸篭からあけて広げ うちわで扇ぎます。 急激に冷ますと艶よく仕上がるというので 一生懸命に扇ぎます。 腕が痛くなるほど真剣にあおっていた頃が 懐かしくなりました。 |