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裁縫板

一針入魂

細い一本の生糸に始まり、織り、手描き染め、型染、刺繍、紋入れ・・・
一体どれ位の職人さんの手が掛かって出来上がった反物でしょう
そして、お客さんの目に留まり仕立てに回ってきた反物
ここまできて裁ち間違えなど許されません。
裁ちバサミを手にする時の
緊張感は30年経っても変わりません。


   振袖、            訪問着、         振袖の長襦袢

おしょうらいの時着る浴衣
寒くなってきたら着るネルの寝巻
お正月用にとウールの着物など縫ってくれる
祖母の裁縫板の前に行っては
いつ出来上がるかと楽しみに待っていた、幼い頃の私

今は綺麗な着物を縫わせてもらい楽しんでいます。.