里の四季
幹は大きく裂け、杭で支えられて立つ古木 それでも、今年も 小さいけれどたくさんの実をつけた梅の木 |
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塀の外には出られません | |
大きなけや木の陰に隠れています。 |
思い出 |
昔、(およそ30年前・・・) 家の”にわ”(作業場)が車庫代わりでした。 ”にわ”へはちょっと坂になったコンクリートのスロープを登って行かなければなりませんでした。 そのスロープの横に梅の木は立っていました。 運転免許取り立ての頃の私は、”にわ”に入る時、バックで出てくる時 この梅の木が気になって仕方がありませんでした。 ぶつけちゃいけない、寄りすぎちゃいけないと意識すればする程、どんどんすり寄っていき どうにも動けなくなり、しょっちゅう父に車の移動をしてもらっていました。 そんな事が何回も続いたある日、家に帰ると、父が梅の木の周りの土を掘っていました。 梅の木を植え替えるというのです。 ここにおいては梅の木があまりに可哀想と思ったようです・・・ 現在の場所に移植された梅の木が、今も実をつけているのです。 |