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ひとりごと


9月6日 町づくり研修旅行(さまのこフェスタ実行委員会等主催)に参加

朝8時10分 叩きつけるような烈しい雨の中バスに乗り込みました。
「珍しく夫婦で参加したのがいけなかったのかなぁ・・」の言葉をそっと飲み込んで出発。
勝興寺の本堂をすっぽりと覆った
覆い屋の大きさに驚く。
中に入り足場を上りながら
修復工事のスケールの大きさに
感動する。

本堂の大屋根の稜線がすぐ間近に
建設当時は鉛葺きだった事が分かり、
環境問題も考慮に入れ、当時に似せた
亜鉛合金の板張り修復された屋根。
(高岡独特の銅板の板金技術が活きてます)

9月20日より覆い屋の取り外しが始まるそう
ボトル一本落としても傷つけるので、
覆い屋の取り外しにも細心の注意と技術を
用いるそうです。
勝興寺七不思議の1つ
「あまのじゃく」
(名前がなんとも自分の性格と・・・
愛着を覚えるのはわたしだけ?)

今回「ふんどし」を締めている事が
わかり、今までお猿さんと
云われていたのが違っていた事が
分かったそうです。
夢を食うという獏。
金属(鉄砲玉)も食べるそうで
平和の象徴でもあるそうです

麒麟や、龍の彫刻もすぐ近くで見られます
こんなチャンスはもうありえない事。
貴重な体験をしてきたと思います。
修復工事をされている所長さんと、
地元の観光ボランテァ「比奈の会」の
方が説明してくださいました。
お2人とも「金屋町が大好き」と
おっしゃるだけあって、とっても親切で
丁寧に面白く案内してくださいました。

金屋町に住んでる事がラッキーと
思えた日でした。
勝興寺の修復工事は思っていたよりはるかにスケールの大きなものでした。
本堂の修復が始まって5年、もう2年かかるそうです。
勝興寺全体の修復工事が終わるのはなんと15年後との事。
完成する15年後には
「おばあちゃんとおじいちゃんはあの屋根に触ったことがあるがやぜ」と
孫(できているであろう?)にでも自慢げに話している事でしょう。


岩瀬の森家へ見学に行く頃には雨も上がり、最盛期の回船問屋の財力に圧倒されながらも
ここでも説明してくださった方の話術に時間の経つのも忘れて楽しみました。
金屋町の「さまのこ」と同じ用途ながら全然違った雰囲気の「スムシコ」が気に入りました。

隠し金庫の金の金具を撫ぜると
お金回りが良くなるといわれているとの事、
もちろんしっかり撫ぜてきたのですが・・・
この後
「松月」でゆっくりと美味しい昼食をいただき、薬種問屋金岡邸(富山県民会館分館)、
小杉の竹内源蔵記念館で鏝絵(こてえ)を見学し帰ってきました。
とっても盛りだくさんで、楽しい研修旅行でした。

また、こんな機会があったらまいてもらおーっと