方 言 |
解 釈 |
せんがけ |
鋳造所内で「ろくろ」で火鉢等を削る事 |
|
|
がらばこ |
鋳物が出来て砂「まね」等を取るための回転機 |
がらん |
「がらばこ」に同じ。 |
|
|
やかまど |
焼型の時、型を入れて鋳造の出来るように焼き固まるまで焼き上げるむろ。 |
かこい |
「やかまど」に同じ。 |
みそやき |
糠味噌と硫黄粉を混ぜて金属作品を焼く。 |
|
|
いだし |
鋳出、鋳造が出来上がった時を指す。 |
き じ |
鋳造所より出される製品を指す。(着色、研磨、彫金、仕上等をしてない生地) |
いたきじ |
鋳生地、「きじ」に同じ。 |
|
|
だらいばん |
ダライ盤、 旋盤が始めて輸入された時の名称がダライ盤であったからそこから出る屑が「ダライコ」となったのであろう。 |
だらいこ |
旋盤や加工機から出る鉄・銅の屑粉 |
せんくず |
せんがけ「ろくろ」より出る鉄・銅の屑粉 |
やすりこ |
やすりをかけて出る屑粉 |
いしこ |
石でバフをかけた屑粉(研磨) |
たがねくず |
彫金「鉄銅等」より出た鉄の屑 |
ぱあま |
鉄工所(旋盤)より出る鉄の屑、(ねじれ状に出るためパーマとよばれたのであるからこれは戦後の呼び方であろう) |
きさぎ |
金属表面の仕上げする削り道具 |
やすりくず |
仕上げ屋から出る鉄の屑 |
|
|
あらいこ |
鋳造所より出た土「げろ、かす」等を砕いて川に行き流れを利用して屑鉄だけを残して土やかすを流す事(戦後よく見られた) |
ぼ ん |
「あらいこ」に使用する中華鍋の型で大きいもの。 |
ばんご |
「ほん」に同じ。 |
しろみ |
銅精錬の際に出来る多数の元素を含む合金 |
いろもの |
銅・銀・金等を指し、鉄でないもの。 |
いろもん |
「いろもの」に同じ。 |
ならし |
鍋釜のつぶした屑鉄を指す。 |
ぼうそく |
溶解した新鉄を棒状にして鋳造所に出す鉄 |
かくじめ |
銅線、銅板等を炉(るつぼ)の入り口に合うように正方体にプレスした物を指す。 |
|
|
いんごっと |
|
かくちょう |
角丁 |
|
|
ゆるみ |
本来の意味は、炉の湯口より出た「ゆ」をゆくみで受けて鋳型の関口に入れるとき、こぼれた「ゆ」は玉状になっている。金吹きが終わってから砂「まね」と混じった「ゆ」の塊を集めて改めて炉に入れるのであるが、昭和初期より戦前頃まで中国より鉄又は銅を輸入する時「ぼうぞく」「かくじめ」などにして輸入すると関税がかけられるので、石炭、コークス等の中に混ぜて輸入したことを指すように変化した。(「ゆ」を粒状ににしたもの) |
ゆりね |
「ゆるみ」に同じ。 |
|
|
たねがた |
鋳型の原型(金型)を指す。彫金では注意して彫る事になる。 |
じょうもん |
花瓶、大、小等よい物を指す。 |