| 方 言 |
解 釈 |
| すばい |
主に瓦の破片を火で焼いたもの。型の水分を吸い取るもの。 |
| こよせ |
勾配が逆になっている型の小部分に土を埋める仕事 |
| よ せ |
「こよせ」と「おおよせ」の中間的な物を指す。 |
| おおよせ |
「こよせ」の上に更に大きく逆勾配を埋める仕事 |
| おしくり |
同じ数の「よせ」を取るときのみ使用する「よせ」の外型 |
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| しんがね |
鋳型が壊れないように鋳型を縛る金棒(銅) |
| すずがね |
「しんがね」に同じ。 |
| こうがい |
婦人のかんざしと同じで中型が動かないようにする棒(銅) |
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| あげまい |
「ゆ」を炉より出して鋳型の「湯口」「関口」に注ぎ込む仕事を指す。 |
| あ げ |
「あげまい」に同じ。 |
| あ げ |
加工する時の台を指す言葉 |
| いのこり |
注ぎ込んだ地金(ゆ)が「こゆくみ」に残ったこと。 |
| いれぼし |
注ぎ込んだ地金(ゆ)が鋳口「関口」「湯口」まで来なく不足した事を指す。 |
| いれこ |
「いれぼし」に同じ。 |
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| はぐりがえ |
惣型の時、鋳型の下型を取替え繰り返し鋳出しする事 |
| はんがえ |
「はぐりがえ」に同じ。 |
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| いばり |
出来た鋳物に型割れがあり、その中に入った余分な地金が付いた事 |
| ば り |
「いばり」に同じ。 |
| び れ |
鋳型よりにじみ出た湯の事 |
| しょんべん |
鋳型に「ゆ」を入れた時、横からにじみ出た湯を指す。これが固まって「びれ」となる。 |
| いわれ |
鋳型よりはみ出した鋳物「いばり」をハツル仕事を指す。 |
| わかい |
鋳型の「かこい」より見てまだ十分に焼型になっていない事を指す。 |
| なめる |
鋳肌に小さなくぼみが出来る事、えくぼと同じもの。 |
| がんばら |
不出来な鋳物、製品にならず再製しなければならない鋳物 |
| おしゃか |
「がんばら」に同じ。 |
| つぶし |
「がんばら」「おしゃか」に同じ。 |
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| いぼた |
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| す |
鋳物の一部にスポンジのような箇所が出来る事(銅) |
| ぐ す |
出来上がりの製品に腐食したような模様が出来る事(銅) |
| はめがね |
型持ちとの鋳物に出来た穴に同質の金属を埋め込む事 |
| めがね |
「はめがね」に同じ。 |
| うめがね |
「はめがね」「めがね」に同じ。 |
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| からくる |
金属と金属とを機械的に接合させる事 |
| からくり |
「からくる」に同じ。 |
| いがらくり |
金属(きじ)の一部分の欠陥を直すため溶けた金属(ゆ)を流す事 |
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| は し |
出来上がりの熱い鋳型を摘まんで取り出すはさみ状のもの。 |
| たねあげ |
錐のようなもの、深い所の型などを摘まみ上げるもの。 |
| ものあげ |
原型「たねがた」を引き上げるための金箆 |
| りゅうず |
金型を鋳型から抜き取る時のハンドル。 |
| よせばり |
「こよせ」を差して抜き取るもの。 |